今週の聖句

「言っておくが、イスラエルの中でさえ、わたしはこれほどの

 信仰を見たことがない」ルカによる福音書7章9節

 

説教(要旨)

 5月26日

「実現するイエスの言葉」  武 公子牧師

 ルカによる福音書7章1~10節

 

カファルナウムの町での出来事は、奇跡物語でも癒しの物語でもありません。むしろ信頼の物語です。今日、言葉には力があるということを多くの人は信じないでしょう。それは、人間同士の信頼関係が希薄になっているからではないでしょうか。

百人隊長は自分の軍隊の経験から、権威の下にある言葉には力があることを知っていました。部下に命令すればその言葉どおりに行動します。しかし、軍隊といえども、信頼関係がなければ命令どおりにはいかないでしょう。

 この百人隊長は死にそうな部下の病いをイエスに助けてもらおうとユダヤ人の長老たちに執り成しを頼みます。彼自身は決してイエスの前に出ようとはしません。イエスが彼の家へと赴くと今度は友達を使いにやって言わせました。「主よ、御足労には及びません。ひと言おっしゃってください」。イエスは彼の信仰をほめました。なぜでしょうか。彼は「権威の下にある言葉には力がある」と知っていたからです。人間の権威の下でさえ言葉には力がある。まして神の権威の下にあるイエスの言葉は確実に成し遂げる力があるはずだ。イエスの言葉は、行動に勝る力を持っていると信じていたからです。